「バッハの生涯と音楽」について詳しく論じていくのがこの講座です。今期は、コラール・カンタータ、つまり特定のコラール(讃美歌)に基づいて、全曲を構成する作品群について論じていきます。バッハの音楽の究極の楽しみは、ライプツィヒのトマス・カントル(合唱長)となったバッハがほぼ毎週の礼拝を彩った「音楽による説教」というべき教会カンタータにあります。最初の1年はさまざまな試行錯誤を重ねましたが、2年目に入ると、いよいよコラール・カンタータに集中し、数多くの傑作を生み出しました。 今期は、1725年1月1日(新年)から1月7日(顕現節後第1日曜日)に初演された3曲のコラール・カンタータに焦点を当てます。(講師・記) <各回テーマ>※4月の内容変更(4/7付) @4/8 大晦日に上演されたカンタータ《新たに生まれしみどり児は》BWV122 A5/13 顕現節《最愛のインマヌエル、正しい者の将軍よ》BWV123 (1725年1月6日初演) B6/10 顕現節後第1日曜日 《わがイエスを離さず》BWV124 (1725年1月7日初演)
樋口 隆一:明治学院大学名誉教授 1946年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程在学中にDAAD奨学生としてドイツ留学。テュービンゲン大学で音楽学と指揮を学ぶ。バッハの教会カンタータの楽譜校訂で同大学哲学博士。1979年に帰国後は音楽学者、音楽評論家、指揮者として活躍。現在は明治学院大学名誉教授、国際音楽学会前副会長、明治学院バッハ・アカデミー芸術監督。『バッハ』(新潮文庫)、『バッハの四季』(平凡社ライブラリー)ほか著書多数。《マタイ受難曲》(初期稿)のCD化、《ミサ曲 ロ短調》の新録音が話題となり、2006年のライプツィヒ国際バッハ音楽祭に招待出演。2024年の同音楽祭にも招待され、トマス教会でカンタータ等を指揮した。
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