生活の中でお茶の主な役割は「癒し」です。身体を癒し、心を癒し、そして精神を穏やかに整えてくれるお茶は、私たちの暮らしにある「不足」をやさしく補ってくれる存在です。 中国のことわざに「柴米油鹽醬醋茶・詩酒花」という言葉があります。前半の「柴米油鹽醬醋」は、衣食住を支える現実的な日常。後半の「詩酒花」は、日常を離れた精神的な潤いや楽しみを表します。お茶は、そのちょうど真ん中に位置する存在で、現実と非日常をつなぐ「魔法のような存在」と言えるでしょう。この不思議で奥深いお茶の世界の扉を、開いてみませんか。(講師・記) 夏のテーマ「詠茶」 1.詩茶の基本背景 •抒情:喜怒哀楽という感情を表現する •写意:思いや心情を言葉で描く •感懐:感じたことから自然に言葉が生まれる •画景:茶産地の山や川、風土や人情を言葉で表す •通情:人と心を通わせる社交の場 •避世:混乱した世の中から自分を守る時間 2.歴史に残る茶のうた •日本の茶詩・茶歌/中国の茶詩・茶歌 3.お茶を通して自分を見つめ直す •自分の本当の欲求に気づく/自分の行動と時間の使い方を見直す 4.結び お茶は、生活の中で私たちを支えてくれる「良き道具」であり、「良き伴侶」です。 【生活の満足度を高めるお茶】 「柴米油鹽」は生活の土台となる基本です。 そこに「醬・醋・茶」を取り入れ、料理や時間を味わう余裕が生まれたとき、 暮らしは少しずつ豊かさを帯びていきます。 本講座では、季節ごとに異なる「お茶のある生活」を体験していきます。 •春:生活の中のお茶(※1月17日終了) •夏:詠茶 ― 茶を通して生活を詠う(5月16日) •秋:醉茶 ― お茶に酔い、お茶を味わい尽くす •冬:茶席の中の生け花
簡 里佳:「今古茶藉」店主 台湾台北出身。中国茶葉学会所属。お茶のプロを目指し、昭和女子大学にて地理文化の修士号を取得。1998年、渋谷区富ヶ谷で中国茶専門店「今古茶藉(ここんちゃせき)」を開店。現地で直接見極め買い付けをしている。また、自店でのお茶教室の他、招待講師として東急ハンズ、バカラ、雑誌クロワッサン、ほぼ日刊イトイ新聞等で活動。テレビ出演「マツコの知らない世界」他。お茶のプロが学びに来る「お茶の現場」を知り尽くした中国茶の達人。
・筆記用具 ・必要な方は飲み水、マイカップ(磁器またはガラス)をご持参ください。紙コップご利用の方は当社がご用意いたします。 ・中国茶代 2,200円は教室で現金でお支払いください。