本講座は、2009年から2025年まで17年間朝日カルチャーセンター立川教室で開講していましたシェイクスピア原典講読講座を、本年度より新宿教室に舞台を移して継続するものです。この4月からは、シェイクスピア史劇の名作『ヘンリー四世・第1部』の英文テキストを精読します。数あるシェイクスピア作品の中でももっとも放埒で機知あふれる人物フォルスタッフと、酒場で遊び歩く“放蕩息子” を演じながら王になる時機を待つ若き王子ハル(後のヘンリー5世)、笑いとアイロニーに満ちたこの二人の奇妙な師弟関係を軸に、シェイクスピアの名文のニュアンスから丁寧にこのイングランド史劇の傑作を読み解きます。名台詞のリズムとシェイクスピア劇ならではの多彩な登場人物を楽しく体感できる講座です。初めてシェイクスピアの原文を読んでみたいという方も歓迎します。(講師記) ※毎回、シェイクスピア劇のイギリス公演の舞台映像DVDを授業開始時と終わりに10分ずつほど流します。
郷 健治:神奈川大学外国語学部英語英文学科教授。東京大学教養学部教養学科卒業。米プリンストン大学中近東研究学科大学院博士課程で古典アラビア文学とイスラム学専攻。その間、シェイクスピアに魅せられて、英文学へ転向。東京大学大学院英文学修士課程修了後、帝京大学英文科助手として英オックスフォード大学大学院博士課程へ研究留学し、2000年にシェイクスピアの『ソネット集』の新解釈で博士号(D.Phil.)取得。The Review of English Studies、Studies in Philology、Notes & Queries など英米の主要英文学研究誌に論文を多数発表。共著に『シェイクスピアとその時代を読む』(2007年、研究社)。
≪テキスト≫各自ご用意ください。 "The First Part of King Henry Iv" (The New Cambridge Shakespeare)www.amazon.co.jp/dp/0521687438
・教室は当日の案内をご確認ください。