イギリス・ロンドンの大英博物館には、江戸時代末期に来日した外交官アーネスト・サトウ(1843-1929)や、明治政府に招かれた学識者(いわゆるお雇い外国人)のウィリアム・アンダーソン(1842-1900)等、同国の名士たちが集めた日本の美術品が多く収蔵されています。その日本美術コレクションを展観するこの展覧会では、版画、肉筆画合わせて約140点もの選りすぐりの浮世絵が出品される予定です。特に八大浮世絵師とも位置付けられる鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、初代歌川豊国、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳の代表作が里帰りし、それらが一堂に会すまたとない機会となります。それぞれの絵師の魅力を紐解きながら、浮世絵の歴史を概観し、展覧会の見どころを解説します。(講師:記) ### 展覧会情報 [東京都美術館開館100周年記念 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画](https://daiei-ten2026.exhibit.jp/) 会 期 2026年7月25日(土)〜10月18日(日) ※詳細は公式サイトにてご確認ください。 会 場 東京都美術館(東京・上野公園) 〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36 ### クレジット 喜多川歌麿《高島おひさ》江戸時代・1792〜1793年頃 大英博物館蔵 © The Trustees of the British Museum
田辺 昌子:たなべ・まさこ もと千葉市美術館副館長、国際浮世絵学会常任理事。専門は浮世絵史。学習院大学人文科学研究科博士前期課程修了。著書に『浮世絵のことば案内』(小学館 2005年)、『鈴木春信』(2017年)、『もっと知りたい 浮世絵』(2019年) 、『もっと知りたい 喜多川歌麿』(2024年) 、『もっと知りたい 蔦屋重三郎』(2024年)、『江戸のおもしろ おもちゃ絵「ものづくし」帖』(2025年 いずれも東京美術)、 『浮世絵バイリンガルガイド』(小学館 2024年)など。2018年に国際浮世絵学会学会賞および國華賞、2008年と2024年に國華賞図録賞を受賞。
筆記用具
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