カラヴァッジョの絵には私たちの目と心を捉えて離さない強烈な魅力があります。匂いたつような果物や草花、漆黒の闇に射す神の光に浮かび上がる群像、その奥から迫ってくる敬虔な信仰。ミラノからやってきた才能あふれる若者が一世を風靡していく過程、ローマ画壇の寵児となった画家が、暴力事件の末にローマから逃れて南イタリアを転々とし客死するまでの軌跡を追いながら、カラヴァッジョ作品と所縁の地を巡ります。(講師記) <各回のテーマ> 第1回 ミラノからローマへ 第2回 コンタレッリ礼拝堂から逃亡まで 第3回 ナポリ、マルタ、シチリアのカラヴァッジョ
新保 淳乃:(しんぼ・きよの)1973年群馬県生まれ。千葉大学大学院博士課程修了。文学博士。ローマ大学留学、日本学術振興会海外特別研究員を経て、現在は武蔵大学、明治大学等非常勤講師。専門はイタリア美術史。共著『憧憬のアルストピア』『天空のアルストピア』『新生のアルストピア』『叡智のアルストピア』『迷宮のアルストピア』『神秘のアルストピア』(ありな書房)、『ひとはなぜ乳房を求めるのか』(青弓社)、『論点・ジェンダー史学』(ミネルヴァ書房)他。共訳「マリオ・プラーツ碩学の旅」叢書(ありな書房)。
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