私たちの生活は、あるいは人生は、なんと、いつも緊張し、いつも追い詰められているのでしょう。ちょっとしたことで生活や関係性が折れてしまう。そんな危うさの中で生きている。もちろんそれはこの社会自体がそのように緊張と緊迫した側面を持っているからでもあるでしょう。未来に対する漠然とした不安、、、どの次元を見ても遊びがない、ちょっとしたことで揺れる。 何よりも大切なのは、個人レベルでの余裕、あるいは余白です。音楽は、心の余裕、周囲からの刺激への余白、状況への俯瞰した視線、そういうものを思い出させてくれる。音楽やアートというものが、私たちの生活に余白を作ってくれる。 今回のレクチャー&コンサートは、そんなお話をしながら「人生の余白としての音楽」を皆さんと楽しみたいと思います。(講師・記)
ウォン・ ウィンツァン:ピアニスト、作曲家、インプロヴァイザー。Eテレ「こころの時代」テーマ曲でも知られる音楽家。TMer(トランセンデンタル・メディテーション実践者)。1949年神戸にて、香港出身の父と、日本と中国のハーフの母との間に生まれ、1歳より東京で育つ。英国籍。19歳でプロの演奏家となり、1987年に瞑想の体験を通して自己の音楽の在り方を確信、90年より即興演奏を中心とする独自のスタイルでピアノソロ活動が始まる。92年 インディーズ・レーベル、サトワミュージックを発足。ファーストアルバム「フレグランス」がFMから評判になりロングセラーに。以後「ムーントーク」「ASIAN DOLL」「海より遠く」「光の華」「沙羅の音」など30タイトル近くのCDを発表。超越意識で奏でる透明な音色に “瞑想のピアニスト”と呼ばれている。 ★公式HP:www.satowa-music.com ★YouTube : WONG WING TSAN