映画は、それが作られた「時代」を「保存」してくれています。もちろん、これは映画に限らず、小説でも同じですが、やはり映画は情報量が多いため、「時代」を「保存」するという要素がとくに強く表れていると言えます。ここでいう「時代」は、スクリーンに映し出された俳優の顔、風景(それがセットであっても、そのセットのつくり方)、撮り方、あるいは物語構造(脚本)などを通して表れます。 では、昭和呼ばれる時代に作られた映画は、いったいどのようにしてその時代を表しているのでしょうか。この広義では、いわゆる名作映画を手がかりにして、昭和という時代を手繰り寄せたいと思います。(講師:記) 第1回:『七人の侍』(1954) 『七人の侍』は黒澤明の代表作であると同時に、1950年代の日本映画を代表する作品だと言えます。仲間を増やしていくというエンターテイメントの定石に沿った前半部と、侍たちの戦いが見せ場の後半部は、現在もなお人びとを惹きつける魅力があります。この作品はこれまでにさまざまに論じられてきましたが、レクチャーでは1950年代という時代背景に留意しながら、論じていきます。 ※こちらは第1回のみのお申込みページです。 ※お得な3回通しでのお申し込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8510641&p=c037a9ae2d11cca9ca3ecd819e42273d0ff5b12c9255ade76fd466a0b543d430)
山本 昭宏:神戸市外国語大学准教授。1984年、奈良県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学(博士)。主著に『大江健三郎とその時代』(人文書院、2019年)、『戦後民主主義』(中公新書、2021年)、『変質する平和主義』(朝日新聞出版、2024年)など。
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