今年は「戦後80年」という。つまり太平洋戦争が終結してから、80年が過ぎたわけだが、この意味を私たちはどのように受け止めるべきか。いつまでも戦後という語を用いることの不自然さをあえて問い直すべきではないだろうか。戦後という語には常に戦前や戦時下との比較がこもっている。つまり戦後という語は自立し得ていないのだ。より具体的にいうならば、戦後民主主義の戦後を省くことで、私たちは真正の民主主義に出会えるのだ。私たちは戦後を終わらせ、ニューモデルの民主主義や国家論、さらには人権確立による新しい国家像を確立すべき時代を迎えているのではないか。世代を超えた対話でその可能性を探る。(保阪講師・記) *当日は書籍販売を予定しております。 『「戦後」の終焉 80年目の国家論』(朝日新聞出版) *こちらは【教室受講】の申し込みページです。[オンライン受講をご希望の方はこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8614184&p=e13b1055cd59bee8a2e40bcd9b10a1a44afb5ccd33e0b9a7908c46d2de9cfa55)
保阪 正康:ほさか・まさやす ノンフィクション作家 1939年北海道生まれ。ノンフィクション作家、ジャーナリスト。出版社勤務を経て著述活動に入る。主に現代史の事件や人物のドキュメント、ルポルタージュ、評伝、エッセイ、医学、医療分野の評論、レポートなどを書く。現在、個人誌『昭和史講座』主宰。著書には『東條英機と天皇の時代(上・下)』『秩父宮』『敗戦前後の日本人』『さまざまなる戦後』『後藤田正晴』『蒋介石』『昭和陸軍の研究(上・下)』『吉田茂という逆説』『実学と虚学』『昭和史七つの謎』『対論昭和天皇』『あの戦争は何だったのか』『昭和―戦争と天皇と三島由紀夫』(対談集) 『昭和史の教訓』『東京裁判の教訓』『昭和史の深層』『田中角栄の昭和』『歴史でたどる領土問題の真実』『朝日おとなの学びなおし 日本史 昭和時代』『数学に魅せられた明治人の生涯』『日本の原爆−その開発と挫折の道程』ほか多数。
白井 聡:しらい・さとし 京都精華大学准教授 1977年東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。文化学園大学助教などを経て、現在、京都精華大学専任講師。専攻は社会思想・政治学。著書に『未完のレーニン―「力」の思想を読む』(講談社選書メチエ)、『「物質」の蜂起をめざして―レーニン、<力>の思想』(作品社)、『永続敗戦論―戦後日本の核心』(太田出版、第4回いける本大賞・第35回石橋湛山賞・第12回角川財団学芸賞を受賞)、『日本劣化論』(笠井潔との共著、ちくま新書)、『日本戦後史論』(内田樹との共著、徳間書店)、『「戦後」の墓碑名』(金曜日)、『戦後政治を終わらせる』(NHK出版新書)、『国体論 菊と星条旗』 (集英社新書)、近刊に『長期腐敗体制』 (角川新書)など多数。
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