『バガヴァッド・ギーター』(神の歌)は、2000年程前に作られたヒンドゥー教の聖典です。数多くの人々によって読みつがれて来ました。論争を通じて様々な意味が付け加えられ、新しい信仰の書として姿を変えたこともあります。イスラーム文化の中で翻訳されたり、英国による植民地時代にはインド独立運動の精神的支柱にもなりました。18世紀になれば西洋に紹介されて熱狂的に受け入れられました。いまなお新しい翻訳や研究書が出版されています。そこには、神と人と世界に関わる様々なことが語られています。この講座では、毎回全18章のうちの1章を読み進めながら、古代から現代に至るまで、この聖典がどんな風に読まれてきたか、様々なエピソードを交えながら読み解いていきたいと思います。(講師・記) 【カリキュラム】 ※状況によって変更することもございます。 *2026年1月〜6月* 1月23日(金) 第1章:人は悩み、神は命じる 2月27日(金) 第2章:神と人の関係 3月27日(金) 第3章:いのりと信仰 4月24日(金) 第4章:「神」であるとはどういうことか 5月22日(金) 第5章:ギーターにおける仏教の影 6月26日(金) 第6章:二つの「自己」 ※全6回のカリキュラムですが、途中からのご受講もいただけます。
赤松 明彦:京都大学名誉教授 1953年京都府宇治市に生まれる。京都大学文学部卒業。パリ大学博士課程修了、インド学博士。京都大学人文科学研究所助手、九州大学助教授・教授を経て現職。専門はインド哲学。著書に『インド哲学10講』、『ヒンドゥー教10講』(いずれも岩波新書)、訳注書に『古典インドの言語哲学』(1、2、平凡社・東洋文庫、1998年)などがある。
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