1781年のカントの『純粋理性批判』の刊行以降、その圧倒的な影響力のもと19世紀中ばにいたるまで、ドイツ哲学はめまぐるしい発展を遂げました。この時期のドイツの哲学は、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルといった名前とともに「ドイツ観念論」として知られていますが、最近では「ドイツ古典哲学」と呼ばれるようになっています。それは、この時期に登場したさまざまな哲学的立場が、「観念論」ではくくることのできない多様なものであったことがかかわっています。本講座では、ドイツ古典哲学の前半にあたる時期の、多様で入り組んだ議論状況をわかりやすく解説したいと思います。(講師・記) 【カリキュラム】 ※状況により変更することもございます。 ■2025年7月期 7/23 カント哲学のインパクト 8/27 カント哲学の継承と批判(ラインホルト/ヤコービ) 9/24 懐疑主義の挑戦 ---------------------------- ■2025年10月期 10/22 フィヒテの知識学@ 11/26 フィヒテの知識学A 12/24 ヘルダーリンの哲学 ---------------------------- ■2026年1月期 1/28 シェリングによる知識学の継承 2/25 フィヒテとシェリングのすれ違い 「どのような哲学を⼈が選択するのかは、その⼈がどのような⼈間であるのかによる」 ※お申し込みは、3か月単位です。途中からのご受講もいただけます。
大河内 泰樹:おおこうち・たいじゅ 京都大学文学研究科教授、1973年生まれ。NPO法人国立人文研究所代表理事。専門は哲学。特に、ヘーゲルを中心とするドイツ古典哲学、批判理論、ネオ・プラグマティズム。『国家はなぜ存在するのか─ヘーゲル「法哲学」入門』(NHK出版)以外の著書に、『哲学史入門II』(共著、NHK出版)、『生命と自然─ヘーゲル哲学における生命概念の諸相』(共編著、法政大学出版局)、『資本主義と危機 世界の知識人からの警告』(共著)ほか。
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