講師のこれまでの講座や講義の大半は『資本論』解説であり、それ以外のマルクスの著作について解説する機会は少なかった。しかし、混沌とした現代の社会情勢を分析するためには、社会システムの経済的分析にとどまらず、政治的および思想的分析にも視野を広げていく必要がある。そこで本講座ではすでに文庫化されているような誰もが知っている歴史的名著や隠れた名作を読み、マルクスの政治思想や共産主義論の現代的意義について考えていきたい。第一期では、若きマルクスの代表的著作である『経済学哲学草稿』、『ドイツ・イデオロギー』、『共産党宣言』を取り上げ、その唯物論思想の核心について考えてみたい。(講師・記) 【カリキュラム】 ※状況により変更することもございます。 ■7月期 ・第一期:若きマルクスの唯物論 『経済学哲学草稿』(ミル評注含む) 『ドイツ・イデオロギー』 『共産党宣言』 ■10月期 ・第二期:マルクスの階級分析 『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』 「資本主義的生産に先行する諸形態」 「国際労働者協会設立宣言」 ■2026年1月期 ・第三期:晩期マルクスの思想 『フランスの内乱』 「ゴータ綱領批判」 「ザスーリチへの手紙」 ※お申込みは3か月単位です
佐々木 隆治:ささき・りゅうじ 立教大学教授 1974年生まれ。研究テーマはカール・マルクスの経済理論及び社会思想。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了、一橋大学博士(社会学)学位取得。2013年から現職。日本MEGA編集委員会編集委員。主な著書に『カール・マルクス: 「資本主義」と闘った社会思想家』(ちくま新書)、『マルクスの物象化論』(社会評論社)、共著に『マルクスとエコロジー:資本主義批判としての物質代謝論』(堀之内出版)など。
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