ボビン・レースは、15〜18世紀に盛んに制作され、ヨーロッパの王室の室内装飾や王侯貴族の肖像画に見られるような服飾品(衿、カフス、扇、ブラウス、ストール)として用いられ、レースの宝石ともいわれました。また、ヨーロッパ各国に伝わっていく中で、様々な特徴を持ったレースが生まれました。レースは、約10cmの木製のボビンに糸を巻き、ピロー(クッション)にピンで止め、型紙に従い4本の糸を交差させたり、ねじったりすることによって構成されているもので、ボビンの本数を増やすことによって、様々なデザインを展開することができます。ヨーロッパの気品あるボビン・レースで、豪華な替えカラーや額などを作りましょう。 上級科クラスでは、各地域の異なる特徴を持ったレースについて学び、その様々な技法を取り入れながら作品を作っていきます。(講師・記)
白井 和子:(しらい・かずこ)手芸作家。公益財団法人日本編物検定協会本部役員。アトリエCS主宰。幼少の頃、レースに出会う。ヨーロッパ各地のレーススクールを訪問。レースメーカーと多数交流を持ち、OIDFAほかイギリス、オランダ、ドイツのレース協会に所属。