本講座は、「パーソナリティー症と占星術の間に相関関係を見出すことは可能か?」という問いに対し、肯定的な立場から占星術によって何が、どのように、どこまで言えるのかを探求し、その成果を紹介することを目的としたものです。 現代の心理学や精神医学では、社会への不適応や生きづらさを伴なう極端な個性の偏りや過剰さについて「パーソナリティー症」と呼ばれる10のパターンで体系的に整理しています。ただ、それらをまとめたDSM-5-TR(米国精神医学会が作成した精神障害の診断・統計マニュアル)では、パーソナリティー症をもつ人は全体の9%と、かなりまれであることを提示しつつ、その病理性ばかりが詳しく述べられています。しかし、それらのパターン特性そのものをひも解いていけば、私たち誰もが持ち得るものであり、実際いつ自分事になってもおかしくありません。 一方、占星術では、パーソナリティーと紐づけられる星座や惑星などの概念は、実はそのいずれもがそれ自体に「病性」を帯びており、それらは善悪・正負といった二極性を内包しつつ、あらゆる人間の思考や行動、対人関係に潜伏しています。 その意味で、パーソナリティー症と占星術の間に相関関係を見出そうとする試みは、私たちはみな、病理化する可能性のある人格・性格・特性の担い手であることを示すものであると同時に、健全なパーソナリティーの担い手としての力を有していることを示すものでもあります。 講義では、基本的にはDSM-5-TRの自己愛性や回避性など、各パターンの記述を取り上げながら、それがどのように占星術的な要素と関連してくるかについて分析していきます。実際の事例やホロスコープも取り上げつつ、「病性」とは何か、そもそも「人格(パーソナリティー)」とは何かということも併せて考察していく予定です。 ※この講義は、占星術をある人物を特定の類型あてはめ、断定するための診断ツールにすることを目的にはしていないので、その点はご了承ください。 ※窓口受付時間外に入金された方の受講券は、次の講座の際にお渡しします。(郵送は行いません)
SUGAR:占星術研究家 占星術研究家。10代半ばより占星術を独学、ITベンチャー業界を経て、2009年頃から本格的に占星術家として活動を開始。人間の本質としての魂と実生活を結ぶためのつながり作りとして占星術を位置づけ、「心理占星術」「身体知とコスモロジー」「日本人と星占い」をテーマに、対面鑑定や講師、執筆を行っている。公式サイト http://astro-ragus.com
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