2026年に生誕270周年を迎えたモーツァルト。その数奇な運命と数々の傑作は、今もなお多くの人々の心を捉えて離しません。この講座では、モーツァルトの生涯を年代順に細かく追いながら、それぞれの年代に書かれた代表曲を中心に、モーツァルトを取り巻く文化や社会の視点から、彼の歩みを振り返ります。 最新のモーツァルト研究をも交えながら、「神童」「奇才」だけでは括り切れない彼の魅力を再検証してまいりましょう。(講師記) *今期は、1790年篇の後篇を予定しています。 <各回のテーマ> 第1回 『魔笛』への布石 〜『賢者の石』を中心に〜 第2回 新帝の戴冠式と「気の進まぬ仕事」 〜『自動オルガンのためのアダージョとアレグロ』を中心に〜 第3回 息を吹き返す?経済界 〜『弦楽五重奏曲第5番』を中心に〜 (図版解説:フランクフルトでおこなわれたレオポルト2世の神聖ローマ帝国皇帝戴冠式。作者不詳。1790年。) *「モーツァルト音楽史」は、モーツァルトの没年まで継続して開講予定です。 *2020年7月からスタートした講座ですが、どの回からの受講でも楽しく学ぶことができます。
小宮 正安:ヨーロッパ文化史・音楽社会史・ドイツ文学研究家。秋田大学准教授を経て、現在、横浜国立大学(大学院都市イノベーション研究院・都市科学部)教授。著書訳書に、『エリザベートと黄昏のハプスブルク帝国』(創元社)、『チャールズ・バーニー音楽見聞録 ドイツ篇』『音楽史 影の仕掛人』『オーケストラの文明史 ヨーロッパ3000年の夢』(春秋社)、『コンスタンツェ・モーツァルト <悪妻>伝説の虚実』(講談社選書メチエ)、『モーツァルトを「造った」男 ケッヘルと同時代のウィーン』(講談社現代新書)、『ウィーン楽友協会 200年の輝き』(集英社新書)など多数。ザルツブルクのモーツァルテウム、ウィーン大学における講演や、『東京・春・音楽祭』マラソンコンサートの企画・構成・解説、NHK総合テレビ『その時歴史が動いた』、NHKEテレ『ららら♪クラシック』、NHKテレビ・ラジオ『ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート』のコメンテーターなど、国内外において積極的な活動を展開している。
資料は当日教室にて配布します。
■2020年7月からスタートした講座です。モーツァルトの没年まで継続して開講予定です。モーツァルト(1756―1791) ■この講座の受講料には音楽使用料が含まれています。