中国の正史にならって720年に撰上された『日本書紀』は、律令国家のアイデンティティーを示し、自らを正当化する歴史として編まれました。『日本書紀』を、編纂意図をふまえて批判的に精読することにより、律令国家が自らを形作る基盤と考えた理念や、形成過程の歴史的展開を知ることができます。本講座では、一字もゆるがせにしないで『日本書紀』を読み、そこから歴史的事実をつむぎだし、歴史像に迫ることをめざします。史料批判による古代史料の正確な読解という、古代史を学ぶ醍醐味の一端にふれたいと思います。(講師記) ※2020年7月より開講中 ※2026年1月期は、日本書紀 第19巻「欽明天皇 5年2月」あたりから。 (多少前後する可能性もあります。何卒ご了承ください。)
佐藤 信:(さとう まこと)東京大学名誉教授 1952年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程中退。博士(文学)東京大学。日本古代史専攻。奈良国立文化財研究所、文化庁、聖心女子大学を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授。2018年定年退職して東京大学名誉教授。2020年まで人間文化研究機構理事。2021年横浜市歴史博物館長、くまもと文学・歴史館長。編著書:『出土史料の古代史』東京大学出版会、2002年。『古代の地方官衙と社会』山川出版社、2007年。『史跡で読む日本の歴史4奈良の都と地方社会』吉川弘文館、2010年。『古代史講義 戦乱篇』(ちくま新書)筑摩書房、2019年など。
※4/24は急きょ休講になりました。振替日は、5/29です。
※講師都合により、2月と3月は休講。4月5月に振り替えます。 Vimeoを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問い合わせは、 yk9yokohama@asahiculture.com で承ります。