現在の高校では、日本史を世界史のなかから考える「歴史総合」という科目が必修となりました。日本の歴史が世界やアジアとどのように繋がっているのかを知り、世界の中の日本を考えることは、国際化時代において身につけなければならない教養といえましょう。 2025年度からの講座では、このような新しい歴史教育の流れを踏まえて、日本近現代史を世界史の視点から学び直します。政党内閣全盛期に起きた統帥権干犯問題と世界恐慌による社会的動揺のなかで政党の信頼が失われ、満洲事変によって国民の支持を集めた陸軍が政治の主導権を握ります。そして、世界ではファシズムが台頭し、国際協調主義は崩壊していきました。今期は、混迷を深めながら日中戦争へと向かう戦間期の日本について考えていきます。(講師記) *2025年4月期開講 <各回テーマ(予定)> 1 政党内閣の全盛と統帥権干犯問題 2 世界恐慌―行き過ぎた資本主義の破綻 3 満洲事変と政党政治の崩壊 4 国際連盟脱退と右傾化する世界 5 総力戦の時代―政治権力を握る陸軍 6 日中戦争への道―混迷を深める中国情勢
加藤 聖文:駒澤大学教授 1966年愛知県生まれ。2001年早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士後期課程修了。現在、駒澤大学教授。専攻は日本近現代史、東アジア国際関係史、アーカイブズ学。主な著書に、『「大日本帝国」崩壊』(中公新書)、『満蒙開拓団』(岩波現代全書)、『国民国家と戦争 挫折の日本近代史』(角川選書)、『満鉄全史』 (講談社学術文庫)、『海外引揚の研究 : 忘却された「大日本帝国」 』(岩波書店)ほか。
講義当日に、適宜レジュメを配布します。アップロードも当日になる予定です。
※今期は、講師校務都合により、日程が変則的です。ご注意ください。 Vimeoを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(原則、講師は教室)。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問い合わせは、 yk9yokohama@asahiculture.com で承ります。