2025年は戦後80年の節目の年である。戦争を知る人々がどんどん少なくなる状況で、遠からず、戦後という言葉は時代記述の言葉として意味を失うだろう。その意味で、今年は、戦後という概念で日本の政治、経済の仕組みを総括する最後の機会となるかもしれない。 「戦後80年を考える」シリーズの後半では、政治、経済、社会、文化などの様々な分野で、「戦後日本」を形作った理念、システム、思考様式、行動様式などを取り上げて、平和と民主主義という建前の下で、実際に戦後日本がどのように動いてきたか、日本人は何を求めて生きて来たか、そしてどのような問題を残したかを考える。(講師・記) 4 メディアとオピニオンの戦後史 ・日本における新聞、テレビの役割 ・論壇の形成と知識人の影響力 ・日本における左翼、革新、リベラル ・メディア革命と民主主義の変容 5 アメリカの影 ・戦後政治体制の形成とアメリカの圧倒的な影響力 ・冷戦時代の日米関係 ・冷戦以後の日米関係 ・自立と同盟をめぐる模索 6 組織と個人、エリートと大衆 ・組織モデルにおける戦前、戦後の連続性 ・戦後啓蒙における個人モデル ・経済発展と大衆の形成 ・エリートの劣化と日本の漂流 前期(10〜12月開催)の内容はこちら [▶戦後80年の日本を考える―自由と平等、平和の実相、家族と社会](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8399821)
山口 二郎:やまぐち・じろう 法政大学教授 1958年岡山県生まれ。1981年東京大学法学部卒業後、東京大学法学部助手、北海道大学法学部助教授を経て1987年よりアメリカ・コーネル大学へ留学。1993年北海道大学法学部教授。1997年よりイギリス・オックスフォード大学に留学。2000−2004年北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター長。2005年よりイギリス、ウォーリック大学に留学。北海道大学公共政策大学院教授、北海道大学大学院法学研究科教授、パリ国立政治学院客員教授を経て、2014年4月より法政大学法学部教授。専攻は政治学・行政学。著書に、『ポピュリズムへの反撃』(角川書店)、『いまを生きるための政治学』(岩波書店)他多数。
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