作家ハン・ガンのノーベル文学賞受賞を契機に、韓国文学への関心は世界中でますます高まっています。本講座では、韓国の近現代文学の流れを分かりやすく概観し、その上で、ハン・ガン、そして福岡ともゆかりの深い韓国の「国民的」詩人の尹東柱(ユン・ドンジュ)の作品についてともに考えます。「対面授業」という特性を生かして受講生のみなさまの反応を見つつ、これまで全く韓国文学に親しんでこなかった方々にもご理解いただけるよう、韓国文学の豊かな世界を基礎の基礎から丁寧に解きほぐしていきます。 1月31日 ハン・ガンの魅力 昨年ノーベル文学賞を受賞したハン・ガンの作品について分析します。ハン・ガンの魅力は奈辺にあるのか、私たちはいまなぜハン・ガン作品を読むべきなのかなどをめぐって、広く人文学的視座から思考を傾けます。
辻野 裕紀:九州大学大学院言語文化研究院准教授、同大学大学院地球社会統合科学府言語・メディア・コミュニケーションコース准教授、同大学韓国研究センター副センター長。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。誠信女子大学校人文科学大学(韓国・ソウル)専任講師を経て、現職。専門は韓国語学、言語思想論。文学関連の仕事も。2025年度前期NHKラジオ「まいにちハングル講座」講師。著書に『形と形が出合うとき:現代韓国語の形態音韻論的研究』(九州大学出版会、2021年)など。
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