小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の『怪談』の冒頭に収められる「耳なし芳一の話」は、妻のセツ(小泉節子)が江戸の奇談集をもとに語った話を、ハーンが英文に訳して再話した話です。1904年にボストンで出版された『怪談 Kwaidan』は、まもなくヨーロッパ各国語に翻訳されました。とくに、20世紀の思想界に多大な影響を与えたアルトーによってフランス語版の翻案小説が書かれるなど、現代まで広く読み継がれています。本講座では、ラフカディオ・ハーンの「耳なし芳一の話」について、世界史的な観点から考えます。(講師・記) @1月30日金曜日 15:30〜17:00 ・「耳なし芳一の話」ーー平家の亡霊と、「異界」を語る琵琶法師、 A2月13日金曜日 15:30〜17:00 ・「前世の観念」ーーハーン『心 Kokoro』と夏目漱石『こころ』 参考書: 〇宇野邦一・兵藤裕己対談『現代思想臨時増刊』特集「ラフカディオ・ハーン/小泉八雲」2025年11月刊 〇『琵琶法師 ―<異界>を語る人々―』(岩波現代文庫)2025年年12月刊行 〇『物語伝承論』青土社 2025年6月刊行
兵藤 裕己:ひょうどう・ひろみ 学習院大学名誉教授 1950年愛知県名古屋市生まれ。専門は日本文学・芸能論。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。埼玉大学、成城大学を経て、現在、学習院大学文学部教授。著書に『王権と物語』(岩波現代文庫)、『太平記〈よみ〉の可能性』(講談社学術文庫、サントリー学芸賞)、『平家物語の読み方』(ちくま学芸文庫)、『〈声〉の国民国家』(講談社学術文庫、やまなし文学賞)、『平家物語の歴史と芸能』(吉川弘文館)、『演じられた近代』(岩波書店)、『琵琶法師』(岩波新書)、ほか。2014年『太平記』校注本(岩波文庫)を刊行開始。
〈テキスト〉資料を配付します。 参考書: 〇『現代思想臨時増刊』特集「ラフカディオ・ハーン/小泉八雲」宇野邦一・兵藤裕己対談 2025年11月刊行 〇『琵琶法師 ―異界を語る人びと―』岩波現代文庫 2025年12月刊行 〇『物語伝承論』(青土社)2025年6月刊行
Vimeoを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。本講座はリアルタイム配信はございません。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。