Ovid,(P.Ovidius Naso) (43B.C. - A.D.18) の「恋愛の技術」Ars Amatoria を読みます。彼はローマ帝政の初期に活躍した詩人であり、その代表作にはほかに「変身物語」、「名婦の書簡」などの神話に取材した詩があります。今回読むものは、エレゲイアという韻律を用いて、当時の平和な社会を背景に男女の恋愛の秘訣を指南するという趣向で書かれた軽妙な詩です。これは、網紀の引き締めを図る皇帝アウグストゥスの指示により詩人がローマから追放される原因となったとも言われる作品ですが、後世の西欧の文学には大きな影響を及ぼしました。(講師・記) ※2025年10月講読開始。進度などはお問合せください。
池田 黎太郎:順天堂大学名誉教授 1939年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科西洋古典学専攻博士課程満期退学。米国イリノイ大学大学院西洋古典学科留学。文学博士。順天堂大学名誉教授。主な著訳書に「『ムーサよ、語れ』人間の発見、古代文学への招待」(共著・川島重成他 三陸書房)、「聖書を彩る女性たちーその文化への繁栄」(共著・小塩節他 毎日新聞社)ほか多数。
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