2025年は、NHK大河ドラマ「べらぼう」の主人公に、版元蔦屋重三郎(蔦重)が取り上げられたことで、安永〜寛政期(1772-1801)の浮世絵が大いに注目されました。ドラマでは、虚実織り交ぜたエンターテイメントとしてのストーリーが展開されましたが、実際、蔦重は、どのような浮世絵を生み出し、その作品のどこに他の版元とは一線を画す魅力が認められるのでしょうか。美術の歴史という立場から、喜多川歌麿や東洲斎写楽らによる作品の特徴を分かりやすく解説、他の版元が及びえなかった蔦重版浮世絵の魅力をあらためて検証します。各回ともスライドにより多くの浮世絵を鑑賞していただく予定です。(講師:記) 1月 安永期(1772-1781) 吉原時代の浮世絵出版 2月 天明期(1781-1789) 日本橋への進出 田沼時代の浮世絵と天明狂歌 3月 寛政期(1789-1801) あらたな挑戦 歌麿・写楽 錦絵の新時代 画像:喜多川歌麿《江戸三美人 富本豊雛 難波屋おきた 高しまおひさ》細判錦絵 寛政5年(1793)頃 蔦屋重三郎版 東京国立博物館蔵 出典: [ColBase](https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-10569-619?locale=ja)
田辺 昌子:たなべ・まさこ もと千葉市美術館副館長、国際浮世絵学会常任理事。専門は浮世絵史。学習院大学人文科学研究科博士前期課程修了。著書に『浮世絵のことば案内』(小学館 2005年)、『鈴木春信』(2017年)、『もっと知りたい 浮世絵』(2019年) 、『もっと知りたい 喜多川歌麿』(2024年) 、『もっと知りたい 蔦屋重三郎』(2024年)、『江戸のおもしろ おもちゃ絵「ものづくし」帖』(2025年 いずれも東京美術)、 『浮世絵バイリンガルガイド』(小学館 2024年)など。2018年に国際浮世絵学会学会賞および國華賞、2008年と2024年に國華賞図録賞を受賞。
筆記用具
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