ナタリー・サロートは、ヌーヴォー・ロマン(伝統的な小説の手法を問い直すような小説)の旗手として知られる女性作家です。 ロシアに生まれ、離婚した両親のもとを行き来し、パリで再婚した父のもとで育ちました。『子供時代』(1983)はそんな自伝的要素からなる作品ですが、話者がもう一人の自分と対話するような形式を取っているところに特徴があります。 鋭い問いを自身に向けることで、意識に上る以前の心の動きをたどり、言語化しがたい感情や感覚を語ろうとするその声に、ご一緒に耳を傾けてみましょう。講義ではおもな場面をたどりながら、解説をくわえます。 ――――――――――――――――――
安藤 智子:西南学院大学外国語学部・准教授。 九州大学大学院修士課程修了、パリ第四ソルボンヌ大学博士課程修了。専門は20世紀フランス文学、主にカミュ。2016年度日本フランス語フランス文学会奨励賞受賞。
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