回を重ねてまいりました「植物の民俗学」のシリーズ。今回は、身近なスイカ、ブドウ、ジャガイモ、それにニンニク、養蚕で使用されるクワ、縁起物でもあるナンテンと多彩な植物を取り上げていきます。身近な食物でもどこからきたのか、どんな植物と考えられていたのかなど、わからないことが多いです。例えばニンニクというと、一番の特徴はあの強い独特の匂いですね。滋養強壮の効能がありますが、一般的には神への供物には用いません。ところが秋田には「ニンニク神さん」という祭りもあり、エジプトの墓には、ニンニクが描かれています。なぜでしょうか? 今回も植物をいろいろな面から考えていきましょう。 12月 ナンテン
吉田 扶希子:西南学院大学講師 福岡市出身。民俗学専攻。 西南学院大学大学院博士後期課程国際文化研究科修了。博士号(国際文化)取得。 脊振山の信仰を研究対象としており、その関連で各地で調査を行う。 単著『脊振山信仰の源流―西日本地域を中心として』(中国書店、2014) 編著『霧島神宮誌』(霧島神宮、2019) その他
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