『万葉集』は8世紀にできた、現存最古の歌集です。そこには表現された歌とともに、「万葉びと」の想い、時代背景(歴史)、習俗などが凝縮しています。『万葉集』を読むことで、飛鳥・奈良時代の人々、万葉びとと対話することができるのです。本講座は、『万葉集』がいかなる作品かを扱うのではなく、1首ずつ丁寧に取り上げて読んでいきます。今期は巻1の冒頭、雄略天皇と舒明天皇。なぜ雄略天皇が巻頭を飾るのか、なぜ舒明天皇は香具山に登るのか、なぜ遊猟するのか…。みなさんと一緒に考えていきたいと思います。 10月 雄略天皇の巻頭歌(1番歌) 11月 舒明天皇の国見歌(2番歌) 12月 中皇命の遊猟の歌(3、4蕃歌)
鈴木 喬:奈良大学文学部国文学科准教授 奈良時代の文学(万葉集・古事記など)を専攻。歴史・文化財・民俗をクロスさせ、作品の内容を立体的に考察しています。