一昨年から今年にかけて全30回にわたり、『源氏物語』について様々な視点から考察する講座を開催いたしました。 今回はその続編として、『源氏物語』がどのような作品を継承して創造されたのかという問いに迫ります。 前回に引き続き福岡教室の講師陣が、平安時代の先行作品を取り上げて解説します。 ご参加をお待ちしております。 12月18日 『落窪物語』 元慶応義塾大学教授 田坂 憲二 もう古くなってしまった言葉ですが「キャラ立ち」という言い方がありました。平安時代の物語の中で、もっともキャラが立っているのがこの作品です。『落窪物語』で2回の講座ですので、1回目は硬めに、2回目は柔らかめに、変化を持たせてお話しします。
田坂 憲二:元慶応義塾大学文学部教授 1952年福岡県生まれ。九州大学大学院修了。福岡女子大学教授、群馬県立女子大学教授、慶應義塾大学教授を歴任。専攻は『源氏物語』を中心とする平安時代文学。著書に『源氏物語の政治と人間』(慶應義塾大学出版会)、『源氏物語の人物と構想』(和泉書院)、『源氏物語の方法を考えるー史実の回路』(武蔵野書院、共編著)、『名書旧蹟』(日本古書通信社)などがある。
筆記用具をお持ちください。
Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。お問合せはfk9asacul@asahiculture.comで承ります。