数IIの「三角関数」を主に学びます。 数Iの「三角比」は元来「測量」や「生活」のためにあり、相似比を利用し山の高さや遠島への距離、地球の半径さえ測れました。そのために sin, cos, tan を創出し、今回の三角関数として整備、発展しました。この分野は前世紀以後、科学技術の大発展に基本的役割を演じています。昨今の美しいメロディへの飽くなき追及を支える音響技術や、捜査のためのノイズ分析等、これら「波」解析の基礎はずばり「三角関数」です。高校時代、種々の公式故、敬遠気味ですが、クラスでは基盤になる核心を押さえマスターします。すると霞んでいたかつての公式が眼前に明確に姿を見せ心地よいのです。 内容のもつ起源、原理を意識、受験数学では強調しないことにも触れ演習問題も解きつつ、楽しみながら学びます。
佐藤 榮一:九州大学名誉教授
以下の教科書を使用します。 「数学U」(数研出版)890円
Zoomミーティングを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信はありません。お問合せはfk9asacul@asahiculture.comで承ります。