映像とせめぎ合う風、叩きつける雨、琴線にふれる風鈴……。繊細、かつダイナミックな黒澤明作品の秘密を、音楽と サウンドから解き明かす! 黒澤明の作風が変わる時に、作曲家も変わっている。黒澤作品30本を、その作曲家との緊密な関係から分析した画期的な講座です。(講師・記) 【カリキュラム】 ◆第1回・・・早坂文雄以前 「姿三四郎」 〜 「わが青春に悔なし」 ◆第2回・・・早坂文雄 「醉いどれ天使」 〜 「生きものの記録」 ◆第3回・・・佐藤勝 「蜘蛛巣城」 〜 「赤ひげ」 ◆第4回・・・武満徹、池辺普一郎 「デルス・ウザーラ」 〜 「まあだだよ」 【参考図書】 講師著「黒澤明 音と映像」(立風書房) ※絶版になっています。
西村 雄一郎:にしむら・ゆういちろう ノンフィクション作家・映画評論家 1951年佐賀市生まれ。早稲田大学演劇科を卒業後、渡仏し、映画雑誌「キネマ旬報」パリ駐在員。帰国後、映像ディレクター。1985年から古湯映画祭の総合ディレクター。その功績により佐賀新聞文化奨励賞を受賞。現在佐賀大学の特任教授。文京シビックセンターで毎月行われる「シビックシネサロン」の解説も担当。2010年、モスクワ映画祭の「黒澤明シンポジウム」に招待され、日本代表として講演を行った。著書は、「黒澤明 封印された十年」(新潮社)、「北の前奏曲 早坂文雄と伊福部昭の青春」(音楽之友社)など多数。「一人でもできる映画の撮り方」(洋泉社)は、「アメリカの夜」としてTV化された。
持参品:筆記用具 ※設備費は、教室維持費です。
Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはkk9mo@asahiculture.comで承ります。 この講座の受講料には音楽使用料が含まれています。