西洋美術史の重要な画家の作品を見ながら、その歴史上の意味を捉えるための講座です。 今期はルネサンスを代表する画家ラファエロが1508-11年にかけて「署名の間」の装飾を見ていきます。ここは元々、教皇ユリウス2世の書斎だったのですが、キリスト教の神や聖人たちの身ならず、古代の神々や思想家、詩人が数多く描かれています。古代思想とキリスト教の融合が具体的にはどのように壁画として表されているのかを探っていきます。 <各回のテーマ> ● 「署名の間」の装飾(1) ● 「署名の間」の装飾(2) ● 「署名の間」の装飾(3) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
松浦 弘明:(まつうら・ひろあき) 多摩美術大学教授 東京芸術大学美術学部芸術学科卒。同大学院博士課程修了。イタリア政府給費留学生としてフィレンツェ大学美術史学科に留学。現在、多摩美術大学、東京芸術大学等で西洋美術史、イタリア語の講義を担当。元NHKラジオ講座講師。著書・訳書に、『イタリア・ルネサンス美術館』(東京堂出版)、『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』(共著、東京堂出版)、『イタリア・ルネサンス美術論』(共著、東京堂出版)、『彫刻の解剖学』(ありな書房)、『祭壇画の解体学』(ありな書房)、『マザッチョ』(東京書籍)、『ラファエロ』(共著、河出書房新社)など。
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