『小右記』は、紫式部や藤原道長の時代に、右大臣小野宮実資という貴族によって書かれた和製漢文体の日記です。写本ですが50年ほどが残っており、そこには平安貴族の日常や諸々の出来事が臨場感あふれるタッチで記されています。今日でもそうですが、平安貴族たちも、外国のブランド品に目がありませんでした。それらは「唐物」と言われ、持つ者の威信財(ステイタスシンボル)ともなっていました。唐物の交易様態や入手ルートなどを『小右記』等から見ていきます。 @10月 17日 唐物 ─日宋の交易─ A11月 21日 対外交易の窓口 ─大宰府を中心に─ B12月 19日 唐物好みの2平安貴族 ─唐物頒布─
野口 孝子:公益財団法人古代学協会客員研究員 早稲田大学卒。鹿児島大学大学院修了。専門は日本古代史。平安時代の邸宅相続や里内裏が主な研究テーマ。近年、平安時代の夜化に注目し「夜」の視点で平安京を見直している。2019年度まで同志社女子大学講師。
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