6世紀初、大王に推戴された継体は、大和、近江、山城、摂津、越前、尾張の勢力を糾合、懸案の九州の豪族・磐井の討伐に対処した。しかし6万の軍勢派遣はにわかには困難で、即位後、20年を費やし、木津川、淀川筋を根拠地に、要港の難波津を再整備、さらには筑紫津を新設、多くの大型輸送船を建造した。本講座では、9回シリーズで継体の出自と事績を平易に解説、あわせて真の陵墓といわれている今城塚古墳の調査成果を踏まえ、前代未聞の埴輪群を読み解く。 @10月7日 継体大王の出自と継体陵論の行方 ―世界遺産と全国古墳ランキング A11月18日 継体真陵といわれている「今城塚古墳」の10年にわたる調査の全貌 ―巨大古墳築造技術と伏見地震による墳丘崩壊― B12月16日 殯宮儀礼空間と人物群、威儀具、そして時告鳥 ―殿舎・塀・武人・力士・巫女・盾・大刀・鶏など ※10月の日程が21日から7日へ変更いたしました※
森田 克行:今城塚古代歴史館前特別館長 高槻市文化財アドバイザー 1950年生。 龍谷大学文学部史学科国史学専攻(考古学専修)卒。 高槻市教育委員会・埋蔵文化財調査センター所長、 文化財課長、地域教育監、しろあと歴史館館長、今城塚古代歴史館特別館長などを経て、現在、高槻市文化財アドバイザー。日本考古学協会会員。主な編著書に『摂津高槻城』高槻市教育委員会、『邪馬台国と安満宮山古墳』吉川弘文館、『藤原鎌足と阿武山古墳』吉川弘文館、『よみがえる大王墓 今城塚古墳』新泉社、『継体大王と筑紫君磐井』今城塚古代歴史館、『高槻城から日本の城を読み解く』しろあと歴史館ほか。
筆記用具 教材として資料をお配りする場合、実費をいただきます(1枚20円)。 ※設備費は、教室維持費です。
※10月は第1火曜日です。 ※こちらは教室受講の申し込みページです。オンライン受講をご希望の場合は別の当該講座紹介からお申込みください。お問合せはsupport_kn@asahiculture.comで承ります。 ※教室でのご受講の皆様にはアーカイブ配信はございません。