戦争が続き、独裁が生まれる。ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルによるガザ攻撃だけをとっても凄まじい戦乱である。そして米中の競合が冷戦と呼んでよい段階に達してから生まれた第2次トランプ政権は国際政治の不安定化を一気に進めている。国際政治の状況について考えてみたい。(講師記) *
藤原 帰一:東京大学教授 1956年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院法学部政治学研究科教授。専攻は国際政治。東南アジアとアメリカの関係を中心として、ナショナリズムや国民意識をめぐる問題までを射程に入れ、研究を行う。著書に『テロ後 世界はどう変わったか』、『デモクラシーの帝国 アメリカ・戦争・現代世界』(以上、岩波新書・岩波書店)、『平和のリアリズム』(岩波書店)、『映画のなかのアメリカ』(朝日選書・朝日新聞社)、『国際政治』(日本放送出版協会)、『戦争解禁−アメリカは何故、いらない戦争をしてしまったのか』(ロッキング・オン)など。
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