16世紀イタリアを代表する画家・彫刻家・建築家であり、盛期ルネサンスの3大巨匠のひとりに数えられるミケランジェロ・ブオナローティ(1475〜1564年)。15世紀初頭にフィレンツェで新たに生まれた初期ルネサンス様式(人体の自然な描写、豊かな感情表現、正確な遠近法)を大きく発展させ、絵画・彫刻・建築の分野で革新的な傑作を次々と生み出しました。今回の講座では、彼の生涯を辿りながら、彼がもっとも力を注いだジャンルである彫刻の作品を中心に鑑賞してみましょう。 テーマ 第1回 ミケランジェロの世界(初期)−カプレーゼでの生誕から《ピエタ》(ヴァティカン、サン・ピエトロ大聖堂)の制作まで。 第2回 ミケランジェロの世界(中期)−《ダヴィデ》(フィレンツェ、アカデミア美術館)の制作からメディチ家礼拝堂(フィレンツェ、サン・ロレンツォ聖堂)の建造まで。 第3回 ミケランジェロの世界(後期)−《最後の審判》(ヴァティカン、システィーナ礼拝堂)の制作からローマでの死まで。
木村 太郎:大阪芸術大学・神戸女学院大学非常勤講師、美術史家 2007年、大阪芸術大学大学院博士課程修了。2012年からピサ大学美術史学科留学(イタリア政府給費留学生)。専門はイタリア・バロック絵画史。著書に『カラヴァッジョを読む−二点の通称《洗礼者聖ヨハネ》の主題をめぐって』(三元社、2017年)、共著に『天空のアルストピア−カラヴァッジョからジャンバッティスタ・ティエポロへ』(ありな書房、2021年)。
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