現在さまざまなかたちで伝わる膨大な仏典は、長く困難な伝承過程を経て伝えられてきたものである。本講座では、主にインド・中国・日本でなされてきた仏典の編纂および伝承の営みを通観することをとおして、各地域での仏教の受容や展開、特徴についても紹介する。いわゆる思想史や教理史、教団史とは異なる視点で、仏教通史を見直す機会を提供したい。(講師・記) *2025年4月開講。 *各回テーマがございますので、今期からの受講や途中受講歓迎です。 <2025年10〜2026年3月のテーマ(予定)> 10月 仏典の翻訳と整理A南北朝以降唐代まで(中国) 11月 版本大蔵経の登場と展開 宋代以降(中国) 12月 日本古代における一切経の将来と書写事業(日本) 1月 日本中世初期における一切経の書写事業(日本) 2月 日本中世における版本大蔵経の将来(日本) 3月 日本近世における版本大蔵経の開版と大蔵経研究の課題と展望(日本) <参考テキスト> 講師著書『大蔵経の歴史―成り立ちと伝承』(方丈堂出版) ISBN:9784892312120 ※今年秋ごろ重版予定 ※購入必須ではございません。 ------1年のテーマ予定------ <インド> 1. 仏教の誕生と仏典結集 2. 部派分裂と三蔵の成立 3. 大乗の経典と論書の諸相@初期のころまで 4. 大乗の経典と論書の諸相@中期以降 5. パーリ三蔵とチベット大蔵経の現状と来歴 <中国> 6. 仏典の翻訳と整理@南北朝の頃まで 7. 仏典の翻訳と整理A南北朝以降唐代まで 8. 版本大蔵経の登場と展開 宋代以降 <日本> 9. 日本古代における一切経の将来と書写事業 10. 日本中世初期における一切経の書写事業 11. 日本中世における版本大蔵経の将来 12. 日本近世における版本大蔵経の開版と大蔵経研究の課題と展望 ---------------------------------------- ※上記は予定です。進み具合により多少の変更が生じる場合があります。
宮崎 展昌:鶴見大学仏教文化研究所 准教授 1978年生。兵庫県出身、東京大学文学部卒業、同大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学、東京大学)。(独)日本学術振興会特別研究員(DC2およびPD)、同海外特別研究員、スタンフォード大学仏教学研究所客員研究員、大谷大学任期制助教、一般財団法人人文情報学研究所研究員などを経て、2019年より、鶴見大学仏教文化研究所専任研究員(准教授)。主な著作として『阿闍世王経の研究—その編纂過程の解明を中心として』(山喜房佛書林、単著)、『大蔵経の歴史―成り立ちと伝承』(方丈堂出版、単著)などがある。
講義当日に適宜レジュメを配布します。データのアップロードも当日になる場合があります。 <参考テキスト>講師著書『大蔵経の歴史―成り立ちと伝承』(方丈堂出版)ISBN:9784892312120 ※今年秋ごろ重版予定 ※購入必須ではございません
Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問い合わせは、 yk9yokohama@asahiculture.com で承ります。 2025年4月より原則第3月曜14:30〜16:00開講