二十一世紀の前半である今も、日本はもちろん、世界的にも、武士=侍=samurai(サムライ)は人気があります。たとえば、サムライスピリット(samurai spirit)は、世界中のスポーツ選手・ファイター(格闘家)の志すところです。しかし、武士は900年以上も日本に存在したので、最初の頃(平安・鎌倉時代)の武士と後の方(主に江戸時代)の武士では、ぜんぜん違います。今回の講座では、全時代の武士に共通する武士の本質を見つけ出し、これを起点に、「武士と何なのか?」を考え、その武士が近・現代(明治時代から現在)の日本人・日本社会に、どんな影響を与えているか? を考えてゆこうと思います。 ■2025年10月期の内容 「900余年に共通するもの」 900年間にわたる武士の歴史の根底に流れる本質とは、何だったのでしょうか? 世界史的に見て、武士とは、どのような人間だったのでしょうか。まずは、一番大切なこのことにつて考えてみたいと思います。 ### こちらの講座は1年間で4回のシリーズ講座です。 2025年10月期「900余年に共通するもの」 2026年 1月期「平安・鎌倉時代の武士」 2026年 4月期「武家の棟梁の条件」 2026年 7月期「戦国から江戸、そして現代への影響」
細川 重男:(ほそかわ・しげお)歴史研究家 1962年、東京都に生れる。東洋大学大学院文学研究科日本史学専攻修士課程修了、立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。現在、中世内乱研究会総裁。博士(文学・立正大学)。専攻は日本中世政治史。主な著書に『鎌倉幕府の滅亡』(吉川弘文館)、『鎌倉北条氏の神話と歴史−権威と権力』(日本史史料研究会)、『執権−北条氏と鎌倉幕府』などがある。
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