壱岐・対馬、隠岐、佐渡、これら三つの地域は、「島」にして「国」でした。古代から中世、さらに近世と様々の歴史がありました。地域から汲み上げられた歴史をじっくりと考えます。日本海に浮かぶ島々の来歴を探ります。(講師記) <各回カリキュラム(予定)> ◆2025年10月期 壱岐・対馬 大陸への架け橋として、異国との戦いの前進基地となった、壱岐・対馬の役割を考えます。 ◆2026年1月期 隠岐 後鳥羽・後醍醐という二人の貴種を受け入れ、歴史の転換期に登場した島の諸相を探ります。 ◆2026年4月期 佐渡 流人と金山の島で有名な孤島。順徳院、日蓮、世阿弥など、中世人の足跡が宿された島を掘り下げます。
関 幸彦:せき・ゆきひこ 元日本大学教授 1952年生まれ。学習院大大学院人文科学研究科博士課程修了。学習院大助手、文部省初等中等教育局教科書調査官、日本大学文理学部史学科教授を経て現職。専攻は日本中世史。著書に『承久の乱と後鳥羽院』(吉川弘文館)、『百人一首の歴史学』(吉川弘文館)、『鎌倉殿誕生』(山川出版社)、『東北の争乱と奥州合戦』(吉川弘文館)、『武蔵武士団』(編著・吉川弘文館)、『その後の東国武士団:源平合戦以後』(吉川弘文館)、『武士の原像ー都大路の暗殺者たち』(吉川弘文館)、『「国史」の誕生』(講談社)、『敗者たちの中世争乱』(吉川弘文館)、『刀伊の入寇』(中公新書)、『武家か天皇か』(朝日新聞出版)など。
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