「東西文明の十字路」「文明の坩堝」などと呼ばれる、アジアとヨーロッパにまたがる国・トルコ。日本の倍ほどあるその広い国土は、様々な時代の様々な民族や文明が残した文化遺産の宝庫です。トルコには世界遺産はもちろん、ユネスコ世界遺産に登録される前の準備段階にある「暫定世界遺産」も数多くあります。今期は古代オリエントの大国ヒッタイト帝国、およびその滅亡後に存続した後期ヒッタイトに関わる世界遺産や暫定世界遺産の諸遺跡をご紹介します。(講師記) 10/13 ボアズキョイ ヒッタイト帝国の都ハットゥッシャ 10/27 エフラトゥン・プナルほか ヒッタイトの野外聖所と水辺祭祀 11/10 カラテペほか 後期ヒッタイトの都市アザティワタヤの遺跡 12/8 イヴリズほか 後期ヒッタイトの磨崖碑文や聖所
津本 英利:つもと・ひでとし 古代オリエント博物館研究部長。 1970年岡山市生まれ。筑波大学大学院歴史・人類学研究科単位取得退学。ドイツ・マールブルク大学先史・原史学科博士課程に留学。トルコ、シリア、イスラエルでの発掘調査に参加。現在、古代オリエント博物館研究部長。専門は西アジアおよびヨーロッパの考古学。著書に『ヒッタイト帝国 「鉄の王国」の実像』 (PHP新書、2023年11月)。共著に『モノとヒトの新史料学:古代地中海世界と前近代メディア』(勉誠出版)、共編著に『古代オリエントガイドブック』(新泉社:2024年9月)がある。
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