今から千年前の生活。住む所も伝達手段も着ているものも違う生活。まずはその具体的な姿、平安文化の姿を見ていきます。これらの文化は、ことばを出さないけれど、人の気持ちを饒舌に語っています。このような物や事柄にひそむ影のようなものを見つめていきましょう。そして、そこに零れている平安人の心を感じ取ってあげましょうね。 <スケジュール> @10月15日 平安文化を読む――寝殿造りと文学の影―― 平安時代は住む所がまるで今と違います。このような環境は、当然住んでいる人が書いた作品にも影響を与えているのです。つまり、作品類に描かれる家具や道具たちはいろいろな意味(影)を背負っているのですね。いったいどのような思いが家具たちに込められているのでしょうか。寝殿造りをめぐりながら、平安人の心をさぐっていきましょうね。 A11月19日 平安文化を読む――手紙と日記文学―― 平安時代の伝達手段。電話もラインもメールもない時代のコミュニケーションツール。それは手紙でし た。当時は手紙が取られたり、隠されたりすることも頻繁でした。また、俊敏に返事を書かなければなりませんでした。そのような手紙の姿は特に日記文学を彩っています。日記文学のなかの手紙は、人々のどんな気持ちが込められていたのでしょうか。御一緒に平安手紙の姿を読んでいきましょうね。 B12月17日 平安文化を読む――装束のなかの思い―― 平安時代の装束は華麗です。その雅な姿をながめつつ、そこにどんな人間関係が潜んでいるのか、またどんな作品の意図が隠されているのか、探っていきましょう。平安ファッションに注目すると、作品のさまざまな面が見えてきます。彼らの華麗なファッションに込められた思いをじっくりと見ていきましょうね。
川村 裕子:武蔵野大学客員教授。1956年生まれ。専門は平安時代の日記文学並びに文化。立教大学大学院博士課程修了。博士(文学)。著書に『蜻蛉日記の表現と和歌』(笠間書院)、『蜻蛉日記T』『蜻蛉日記U』『はじめての王朝文化辞典』『ビギナーズ・クラシックス更級日記』『王朝の恋の手紙たち』(角川ソフィア文庫)『平安女子の楽しい!生活』(岩波ジュニア新書)など多数。テレビ・ラジオ出演多数。
筆記用具。参考文献として「はじめての王朝文化辞典」(角川ソフィア文庫)、必要な方は各自お求めください。追加の参考文献につきましては講義のなかでもお話しします。
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