調布市深大寺の国宝釈迦如来倚像(奈良時代)をはじめ、日野市金剛寺(高幡不動)重文不動三尊像、稲城市常楽寺阿弥陀三尊像(平安時代)、府中市善明寺鉄造阿弥陀如来坐像、八王子市龍見寺大日如来坐像(いずれも鎌倉時代)、あきる野市光厳寺木造釈迦如来坐像(室町時代)、八王子市相即寺地蔵菩薩坐像(江戸時代)ほか枚挙に遑ありません。その多くは京都、奈良、鎌倉の仏像に遜色のない仏像で、地元の信仰とともに大切に守り伝えられています。なお、多摩の仏像について、資料の配布と、観賞と理解の一助としてスライド映写を多用します。講師・記） 第1回．多摩の奈良、平安時代のみほとけ（教室）10月2日(木) ・国分寺市 武蔵国分寺跡資料館 銅造観世音菩薩立像 ・福生市 清岩院 銅造菩薩立像 第2回．多摩の平安、鎌倉、室町、江戸時代のみほとけ（教室）11月6日(木) ・日野市 金剛寺 木造不動明王坐像及び両脇侍立像 ・稲城市 常楽寺 木造阿弥陀如来坐像 第3回．調布市深大寺のみほとけ拝観(現地)12月4日(木) 深大寺10：30(集合)〜12：00(解散予定) ・国宝銅造釈迦如来倚像 白鳳時代 ・調布市指定文化財 木造宝冠阿弥陀如来坐像 鎌倉時代前期
齊藤 経生：女子美術大学名誉教授 1941年東京生まれ｡早稲田大学大学院文学研究科芸術学専攻博士課程修了｡1977年女子美術大学講師､助教授、教授を勤める｡主に日本を中心としてインド､中国など東洋の仏教美術史を専門とする｡主な著書に『仏像観賞の旅』(共著)里文出版､論文に『定朝様の誕生』(｢歴史公論｣116号雄山閣)､『鶏足寺の本地仏について』(｢國華｣985号 朝日新聞社)ほか。
3回目は現地講座を開催します。 集合場所：深大寺山門 集合時間：午前10時30分（12時に解散予定） 拝観料は教材費に含まれています。 ※緊急時の連絡用に、申し込み時に携帯番号をご登録ください。