2025 年はラヴェルの生誕150年にあたります。 本講座では一年を通して、ラヴェルとフランス音楽について自由にお話してみたいと思います。作曲技巧を凝らすことと、人間に心を尽くすこととの間に矛盾を生まないラヴェルの音楽。その音楽の神髄を表現した名演奏に時にはじっくりと耳を傾け、また時には難解といわれるラヴェルの語法を丁寧に楽譜から読み解いていきます。 今回のシリーズでは、ラヴェルの音の素材の選択とその扱い方、作曲方法、演奏へのアプローチについて考えます。(講師・記) *2025年4月開講 【カリキュラム】 1)7/19 音の素材を見極める力 2)10/18 心に届く音を作る 3)11/22 ラヴェルの演奏に必要なこと- 演奏へのアプローチ-
石島 正博:いしじま・まさひろ 作曲家・桐朋学園大学教授 桐朋学園大学作曲科卒。作曲を三善晃に師事。79年武満徹主宰MUSIC TODAY国際作曲コンクール・ファイナリスト、作品は主にドイツ(ダルムシュタット国際夏期現代音楽セミナー、カールスルーエ、ワイマール他)、フィンランド、フランス(パリ他)、韓国(ソウル)、アメリカ(ニューヨーク、インディアナ、サンディエゴ)、ロシア(モスクワ・ボリショイ)で演奏、上演、委嘱されている。研究・著書に「ラヴェル ピアノ作品全集」(全3巻)(全音楽譜出版社刊)他。現在、桐朋学園大学教授。
筆記用具
教室は変わる場合があります。当日の案内表示をご確認ください。