チュニジア内陸に位置するエルジェムには世界遺産に登録されている円形闘技場のほかにも、ローマ時代の富裕層の邸宅のあとがいくつか残っています。その邸宅の床面を飾ったのが石の絨毯ともいえるモザイクでした。特にエルジェム(古代名ティスドゥルス)が位置したビュザケナ地方は、属州美術の華、モザイク芸術のメッカとも言える地域でした。本講座では、円形闘技場やエルジェム周辺から出土した貴重なモザイク作品のいくつかを紹介しながら、ローマ時代の北アフリカの人々の生活を読み解いていきたいと思います。(講師:記)
佐藤 育子:さとう‧いくこ ⽇本⼥⼦⼤学学術研究員。筑波⼤学地中海‧北アフリカ研究センター客員共同研究員。専攻は古代地中海世界の歴史・文化史。特に古代地中海世界をフェニキア‧カルタゴ史の視点から再構築することを⽬指して、地中海⽅⾯に残るフェニキア‧カルタゴ関連の遺跡を訪れ、現地調査を続けている。一方で、近年では歴史学と歴史教育の対話を目指して共同研究を続けている。「古代カルタゴとローマ展」、「ツタンカーメン展」の ⽇本側共同監修者。著書に、『通商国家カルタゴ』(共著‧講談社学術⽂庫、2016年)など。
筆記用具
・Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。 ・教室は変わる場合があります。当日の案内表示をご確認ください。