今年の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の主人公、蔦屋重三郎の生きた時代に、幕府政治をリードした一人である、松平定信を取り上げます。みなさんは、定信に、どのようなイメージをお持ちでしょうか。本講座では、御三卿の田安家の御曹司が、いかにして老中となり、11代将軍家斉を支え、寛政の改革を行ったのか。史料を読み解きながら、定信が生きた時代と彼をめぐる人々、そして、その実像に迫ります。(講師:記) 第1回 定信はいかにして老中になったのか 第2回 寛政の改革@ ー定信と目付 第3回 寛政の改革A ー定信と長谷川平蔵 画像:絹本着色松平定信像(鎮国守国神社) 【参考図書】 福留真紀著[『徳川将軍の側近たち』](https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166614950)(文藝春秋、2025年)
福留 真紀:ふくとめ・まき 1973年、東京都生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒業。お茶の水女子大学大学院博士後期課程修了。博士(人文科学)。専攻は日本近世史。現在は、清泉女子大学総合文化学部教授。単著に、『徳川将軍側近の研究』(校倉書房、2006年)、『名門譜代大名・酒井忠挙の奮闘』(角川学芸出版、2009年。増補版が文藝春秋より2020年出版)、『将軍側近 柳沢吉保』(新潮社、2011年)、『将軍と側近』(新潮社、2014年)、『名門水野家の復活』(新潮社、2018年)、『徳川将軍の側近たち』(文藝春秋、2025年)、共著に、幕藩研究会編『論集 近世国家と幕府・藩』(岩田書院、2019年)などがある。
筆記用具
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