テーマは、『日記と数理で描く江戸の天気』 桶狭間の戦いの日は雨だったのか?桜田門外の変や、赤穂浪士の討ち入りの時、雪は積もっていたのか?歴史や時代劇がお好きな方は、一度は気になったことがあるのではないでしょうか。測器による観測が始まるより前の天気は、そのような知的好奇心を満たしてくれるだけでなく、地球システムを深く理解し、温暖化予測の精度を向上する上でも役に立ちます。本講座では、最先端の数理的手法と古日記を使って過去の天気を復元する研究について紹介します。 九州大学では、水とヒト,生物が持続的に共生する社会を実現するための研究に取り組んでいます。水環境に関連した問題は多種多様です。問題の解決には文系・理系問わない新たな学問が必要であり、私たちはそれを「水共生学」と名付けました。この新しい学問分野「水共生学(みずきょうせいがく)」の取り組みや成果について月1回「水共生学〜水、ヒト、生物が持続的に共生する社会を目指して」の講座でご紹介いたします。 前期のテーマは、「ゆらぐ水環境を生きる:人と水の関わり」で、4月〜9月に開講しています。 水環境は温暖化のような地球規模の自然変動、人口増加や技術発展などの社会変動の影響を大きく受けます。これらの影響により“ゆらいでいる”水環境のうえで私たちはどのように生きているのかを様々な学問分野を融合した水共生学の観点から解き明かしていきます。
岡崎 淳史:茨城県出身。東京大学にて博士号取得後、理化学研究所、ペンシルベニア州立大学、弘前大学を経て2023年より現職。専門は、気候と気象の予測と復元。
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