18世紀から19世紀にかけて、フランス・イギリス・ドイツで誕生した社会学は、20世紀に入るとアメリカで隆盛し、人文・社会系の学問のなかで、一分野を占めるようになりました。 200年強におよぶ社会学の展開のなかで、人間と社会を理解するための重要なキータームが創り出されてきました。 今回の授業では、「社会学におけるキータームー規範と制度に焦点をあてながら」「意味と相互主観性」「正常と異常」「ジェンダー」「共同体」「国家と市民社会」という6つのテーマを毎回1つずつ学習した上で、日本社会の現状について分析していきます。
友枝 敏雄:九州大学名誉教授、大阪大学名誉教授 東京大学文学部卒、同大学院社会学研究科博士課程中退。東京大学助手、中央大学専任講師を経て、九州大学文学部助教授、九州大学文学部教授、同大学院文学研究科教授、人間環境学研究院教授、大阪大学大学院人間科学研究科教授、同人間科学研究科長、人間科学部長、日本学術会議第一部会員等を歴任。現在九州大学名誉教授、大阪大学名誉教授。 専攻分野は社会学。特に理論社会学、社会変動分析、意識調査データの分析。著書は、『モダンの終焉と秩序形成』(有斐閣、1998年)、『リスク社会を生きる若者たち−高校生の意識調査から−』(編著、大阪大学出版会、2015年)、『社会学の力−最重要概念・命題集−改訂版』(共編著、有斐閣、2023年)など。
『社会学のエッセンス 新版補訂版』(2017年・有斐閣)
こちらは教室受講の申し込みページです。オンライン受講をご希望の場合は別の当該講座紹介からお申込みください。お問合せはfk9asacul@asahiculture.comで承ります。