英国ルネッサンスの偉大な劇作家シェイクスピア、彼の劇作品の視聴覚映像(DVD、日本語字幕付き)鑑賞のための大型スクリーン教室(劇場)へようこそ。このいわば<劇場疑似体験>は、講師所有のDVDの宝庫から選らんだ名作の数々を、場面解説と配布資料を手掛かりとして鑑賞します。勿論、多様な人間像、複雑な人生観を画面に展開させる「万の心を持った」シェイクスピアの豊富な「名言」鑑賞が大前提であることをお忘れなく。悲劇『マクベス』以外に、更に喜劇、歴史劇のジャンルにも迫りたいと思います。 【カリキュラム】 ※変更になる場合もあります。 @4月2日 悲劇『マクベス』鑑賞(先月の続講) A5月7日 〃 鑑賞 (または来月予定作品を繰り上げ) B6月4日 喜劇『じゃじゃ馬慣らし』鑑賞(その1) C7月2日 〃 鑑賞 (その2) D8月6日 〃 鑑賞 (または来月予定作品を繰り上げ) E9月3日 歴史劇『リチャード三世』鑑賞(その1)
古屋 靖二:西南学院大学名誉教授 西南学院大学名誉教授。九州大学文学部大学院英文学(シェイクスピア専攻)修了(1967年)。同時に西南学院大学文学部講師に着任、その後助教授を経て教授(1977~2013)。その間1年間の在外研究(2回)の機会を得てロンドン大学に在籍し、さらに半年間の国内研究(2回)を生かして演劇の都ロンドンに滞在し、シェイクスピア劇文学研究とともに、英国におけるシェイクスピア劇の上演研究を重ねて研鑽を積む。日本の伝統演劇(歌舞伎や能)に日頃親しんでいる者として、ほぼ毎年英国に滞在し、本場英国の劇場での観劇体験を重ねることができた幸運は、日英演劇文化の違いを痛感しながら、シェイクスピア劇上演批評を研究ノートとして長年にわたり論集に掲載することができた。主な著書:『二歩進んだシェイクスピア講義』(2004年、共訳、大阪教育図書)、 論説 「NINAGAWA十二夜―シェイクスピア、歌舞伎、蜷川の融合の舞台」、「英国における『十二夜』上演史」を掲載した『日本のシェイクスピア上演研究の現在』(2010年、共著、風媒社1)、論説‘Kabuki Shakespeare: The NINAGAWA Twelfth Night’ を掲載した REINVENING THE RENAISSANCE-Shakespeare and his Contemporaries in Adaptation and Performance (palgrave macmillan, 2013)
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