『万葉集』は、元号「令和」の典拠として知られる、現存最古の和歌集です。その歌々には、天皇・皇族、官吏、庶民たちの心が多彩に表現されており、編纂から千年以上を経て、今なお尽きることのない魅力に溢れています。今学期は巻十二の歌を取り上げます。歌の音読を通して『万葉集』をじっくりと味わいましょう。 ―――――――――――――――――――――――――――
田中 真理:九州産業大学准教授 熊本県出身。 九州大学文学部卒業、筑波大学大学院人文社会科学研究科(文芸・言語専攻)博士課程修了、学位取得(博士(文学))。 常磐大学コミュニティ振興学部を経て、九州産業大学基礎教育センター(現職)で日本文学及び国語関係科目を教える。古代歌謡から『万葉集』までの対の表現や景物表現について、通時的観点から研究を積み重ねている。 主な著作に、「『萬葉集』における対句表現」(学位論文、単著、2008.3)、「記紀歌謡の対句表現─進行形式における時間と空間─」(単著、「日本語と日本文学」46、2008.3)、「山上憶良の叙述の方法─対句表現と指示語の関連─」(単著、「日本語と日本文学」45、2008.8)等。
塙書房刊「万葉集」を各自でご準備ください。 (お持ちの「万葉集」の本で構いません。)
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