古代より日本に移入された儒教が、広く民衆に受用されるのは江戸時代です。初期の代表的学者の一人である山崎闇斎(1616〜1682)は、禅僧から朱子学者に転向し、やがて垂加神道を提唱して神儒一致の立場を表明します。その思想は江戸期を通して、さらに幕末から近代に至るまで大きな影響を与えることになります。本講座では、山崎闇斎の文章を丁寧に読むことによって、日本人にとって儒教とは何であるのか、ということについてご一緒に考えていきます。 ◆公開講座 [4月17日(木) 13:00〜15:00](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7936446) 会員 一般共 3,080円 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
柴田 篤:九州大学名誉教授 九州大学文学部卒業、同大学院文学研究科修士課程修了。九州大学助手、福岡教育大学助教授を経て、九州大学文学部(中国哲学史講座)教授、同大学院教授。九州大学大学院人文科学研究院長、同人文科学府長、同文学部長等を歴任。現在、九州大学名誉教授。専攻分野は中国哲学史。特に中国近世儒学思想(朱子学・陽明学)及び日本におけるその展開、また明末清初における天主教(カトリック)と中国思想との対話などを研究。著述は、『中村タ斎』(叢書・日本の思想家11、明徳出版社、1983)、『天主実義』訳注(東洋文庫728、平凡社、2004)など。
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