日本史の偉人たちは、国難や危機をどのようにして乗り越えてきたのか? なぜそうなったか? 事件の概要を述べるとともに、テレビドラマや映画を使って比較します。日本史のなかでも、特に人気の高いヒーローに焦点を当て、同じヒーローがどう描かれているかの違いを検証しながら、その人物の歴史的意義を探ります。歴史と大河ドラマと映画が一遍に学べる講座です。 ●4月14日……【蔦屋重三郎】大河「べらぼう」、映画「写楽」「歌麿 夢と知りせば」 ●4月21日……【井伊直弼】大河「花の生涯」、映画「侍」「桜田門外ノ変」 ●5月12日……【服部半蔵】大河「どうする家康」、映画「影の軍団・服部半蔵」「赤い影法師」「続・忍びの者」 ●5月26日……【天草四郎】映画「天草四郎時貞」「魔界転生」 ●6月 9日……【卑弥呼】映画「卑弥呼」「まぼろしの邪馬台国」 ●6月23日……【鑑真】映画「天平の甍」 ※※4月21日のみ、午前10時半〜12時半に開講します。
西村 雄一郎:にしむら・ゆういちろう ノンフィクション作家・映画評論家 1951年佐賀市生まれ。早稲田大学演劇科を卒業後、渡仏し、映画雑誌「キネマ旬報」パリ駐在員。帰国後、映像ディレクター。1985年から古湯映画祭の総合ディレクター。その功績により佐賀新聞文化奨励賞を受賞。現在佐賀大学の特任教授。文京シビックセンターで毎月行われる「シビックシネサロン」の解説も担当。2010年、モスクワ映画祭の「黒澤明シンポジウム」に招待され、日本代表として講演を行った。著書は、「黒澤明 封印された十年」(新潮社)、「北の前奏曲 早坂文雄と伊福部昭の青春」(音楽之友社)など多数。「一人でもできる映画の撮り方」(洋泉社)は、「アメリカの夜」としてTV化された。