「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) 6月26日 黒川紀章 担当:和田菜穂子(建築史家・博士(学術)/東京家政大学家政学部造形表現学科准教授) 1960年代に「メタボリズム運動」のメンバーに最年少で加わったことから黒川紀章は建築界で名を馳せることになりました。本講座では「メタボリズム運動とは何だったのか?」からスタートします。1970年の大阪万博でいくつかのパビリオンを手がけ、1972年「中銀カプセルタワー」が登場します。移動可能なカプセルのイメージづくりとして軽井沢に自身の別荘「カプセルK」も手掛けています。1990年代は全国各地に美術館・博物館建築を数多く手掛け、2006年に竣工した「国立新美術館」が最後の美術館建築となりました。最晩年には政界進出を図りますが、本講座では黒川紀章の野望についても考察したいと思います。(講師:記) ・こちらは「6月26日 黒川紀章」のみのお申込みページです。 ・4月〜6月(3回分)セットでのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7874687&p=a9e933afaa32fb5b4110a9ca75c544f00b4294e6cdbe4889d0b27687a6560bda)
和田 菜穂子:建築史家・博士(学術)/東京家政大学家政学部造形表現学科准教授 新潟生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。神奈川県立近代美術館、コペンハーゲン大学、東北芸術工科大学、東京藝術大学等で勤務。大学教育と並行して、建築やアートに関する国際展や国際プロジェクトのコーディネート、プロデュース業に従事。近代建築史の研究者としては日本および北欧の近代住宅史、建築ミュゼオロジーの研究を進める。また美術館や企業と連携した親子向けワークショップなどを企画。主な著書に『近代ニッポンの水まわり』『北欧モダンハウス』(以上、学芸出版社)、『山手線の名建築さんぽ』(エクスナレッジ)など。
筆記用具
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