イタリアの聖堂(キリスト教の教会堂)を訪れると、その内部が優れた画家や彫刻家たちの作品で満ち溢れていることによく驚かされます。その空間は実質的にはもはや美術館といっても過言ではありません。 今回の講座では、ローマとヴァティカンにある18の聖堂を取り上げ、その成り立ちや特徴に目を向けるとともに、そこを飾る必見の名作を鑑賞してみましょう。(6ヵ月コースの前半) テーマ 第1回 サン・ピエトロ大聖堂 第2回 サンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂、サンタゴスティーノ聖堂 第3回 サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア聖堂、サン・カルロ・アッレ・クアットロ・フォンターネ聖堂、サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂、サンタ・マリア・デッラ・コンチェツィオーネ聖堂、サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ聖堂 【第4〜6回は、7〜9月に開講予定です】 第4回 サン・ルイージ・デイ・フランチェージ聖堂 第5回 サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ聖堂、サンティニャーツィオ聖堂、ジェズ聖堂 第6回 サンタ・マリア・イン・アラチェーリ聖堂、サンタ・マリア・イン・ヴァッリチェッラ聖堂、サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂、サンタ・チェチーリア・イン・トラステヴェレ聖堂、サン・フランチェスコ・ア・リーパ聖堂、サン・ピエトロ・イン・モントーリオ聖堂
木村 太郎:大阪芸術大学・神戸女学院大学非常勤講師、美術史家 2007年、大阪芸術大学大学院博士課程修了。2012年からピサ大学美術史学科留学(イタリア政府給費留学生)。専門はイタリア・バロック絵画史。著書に『カラヴァッジョを読む−二点の通称《洗礼者聖ヨハネ》の主題をめぐって』(三元社、2017年)、共著に『天空のアルストピア−カラヴァッジョからジャンバッティスタ・ティエポロへ』(ありな書房、2021年)。
持ち物:筆記用具 ◇当日資料代をお支払いください(カラー:400〜600円ほど) ※設備費は、教室維持費です。