本講義では、『もういちど読む山川世界史』を教材とし、覚えているようで忘れてしまった世界の歴史の流れを皆さんと一緒に学びなおします。 <2025年4月期> 1934年8月に総統に就任したヒトラーは、内政面では再軍備と敵対勢力の排除、外交面ではヴェルサイユ条約の破棄と領土の拡張を目指します。今回はヒトラーがいかにして目的を達ししようとしたか、また各国がなぜヒトラーの野心を阻止できなかったかを考えます。 4月:膨張するドイツ 5月:全体主義国家の提携 6月:平和のための取引
鈴村 裕輔:名城大学教授 1976年生まれ。東京都出身。法政大学大学院国際日本学インスティテュート政治学研究科政治学専攻博士後期課程修了。博士(学術)。法政大学社会学部兼任講師、国際日本学研究所客員学術研究員。主な専門は比較思想、政治史、文化研究。主著に『二〇世紀の思想家たち』(共著、2004年)などがある。